熱せん妄、熱性せん妄とも言います
私、仕事では見たことあったんですけど
わが子では初めて体験しました
ちょっとびびりました・・・
なんてもったいぶってみたりして。
何かって言うと
簡単に言えば
子どもが高熱を出したときに
幻覚を見たり幻聴を聞いたりして
おかしなことを言ったり
おかしな行動をとることです
たいてい幼稚園児くらいの子に起きます
幻覚を見て怖がったり話をしたりするので
かなり流暢に話せるようになった子が対象です
ちなみに今回は太一でした
どんな状況だったか書いてみますね
夕方、やたらと寒いと言いいだしました
顔をよく見ると・・
ちょっとかわいい ←いや、冗談じゃなくて
熱が出る前とか出てるときって
目がうるっとして
ちょっとかわいいですよね
これは熱がでるかな~と思っていました
夕食をいつもより少なめにとった後
突然熱が上がりました
お風呂には入れず
体をさっと拭いて寝かせたんですが
熱が高くて眠りが浅かったです
8時頃、伊吹も寝かせようと寝室に連れて行ったんですが
そのときに起きました
寝ていた太一ががばっと起きたかと思うと
部屋の隅に小さなお化けがたくさんいる、と
おびえだしました
怖がる太一を抱きしめようとしたら
私の服のボーダーが蛇に見える、と泣き出して。
その合間にも
伊吹がいなくなっちゃった、とか
幼稚園のお友達の話をしたりしていました
私、すぐにぴんとこなくて
え?お化けなんていないよ?とか
素で対応してしまいました
しばらく様子を見ていて
あ!!と気づきました
歌いだしたり
踊ったりする子もいますね
数年前、
インフルエンザの薬で子どもが異常行動する話が話題になりましたけど
熱せん妄もその言動には色んなバリエーションがあります
知らない人が見たら驚くと思います
特に治療法もなく
数時間経って、普通の意識状態に戻っていたら
大丈夫、というものなので
救急車を呼んで病院に行っても
医師に冷たい対応をされてしまったりします
「あ~、子どもさんはよくあるよ」みたいな。
それくらい、たいしたことではないんですが
これ、知ってると知らないでは
遭遇したときに親の気持ちが違うと思ったので
書いてみました
薬の影響なんかと違って
危ない行動に出たりすることは
ほとんどないので
目を離せないこともないんですが
たいてい、その子の嫌いなものだったり
怖いものが見えるようなので
(虫とかお化けとか魔女とか蛇が多いと思います)
おびえる子どもがかわいそうです
怖いものの代わりに
大好きなお友達が見えて
一緒に遊んだりする子もいます
たいていは小学校に入る前くらいの子に起こりますが
小学生でもなる子はいるし
たいていは40度位の高熱が出たときに起こりますが
38度台でも起こす子はいます
こういう状況でなる、とか
こういう子が起こしやすい、とかは
わからないんですね~
熱によるものだと
ほとんど問題ないんですが
何度も何度も繰り返したりする場合は
念のため受診しましょう
多くは夜に起こるので
(子どもって夜に熱があがることが多いからね)
わけのわからないことを口走るわが子の姿に
親としてはハラハラしてしまうと思いますが
夜間救急を急いで受診するほどのことではないです
ただ、脅かすわけではないんですが
熱性せん妄の様子は
脳症(インフルエンザ脳症)の初期症状とよく似ているんですね~
インフルエンザ脳症は
その呼び名からして
色々言われているんですけど
今はそのことには触れずに、ね
まぁ、機会があったら書いてみたいんですけど
きれいにまとめる自信がありません
ちなみに太一が幻覚を見たのは
40度をさまよっているときでした
39.8とか40.1とか
そのあたりの体温でした
熱が実際に出てから
2時間弱でした
お子さんが高熱を出して
いないものをいると言ったり
いつもの部屋なのに妙におびえたり
そんなことがあったら
あ、これが・・・と思い出してみてください
怖がっていたら
抱きしめてあげて
念のため、熱を測って時間も見ておいてください
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熱せん妄、知ってますか?
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